よくあるご質問と回答
KA15 – FAQ
【更新内容】
1. Web版FIIO ControlにPEQのリネームと共有機能を追加しました
2. 英語モードでPEQのリネームが保存できない問題を修正しました
3. その他の軽微なバグを修正しパフォーマンスを向上させました
ファームウェアはこちら
更新方法は以下の手順表をダウンロードのうえご対応ください。
【KA15がフリーズした場合】
- USBケーブルを抜き差しし、再度電源を入れ直してください。
- ファームウェアの再インストールをお試しください。
【工場出荷時設定へのリセット方法】
- Mボタンを長押してメニューに入ります。
- Mボタンを短押してResetオプションに切り替えます。
- +ボタンを短押して工場出荷時設定に戻します。
【スリープモードの解除方法】
Volume -ボタンを押しながらKA15を電源に接続すると、自動的にスリープモードが解除されます。スリープモードに戻す場合は、工場出荷時設定にリセットしてください。
【KA15に接続すると携帯電話が再起動を繰り返す場合】
- 一部の携帯電話では、外部USB機器への給電に制限がある場合があります。携帯電話の設定でOTGスイッチのオプションを確認し、KA15に接続する前に手動でONにしてください。
- KA15のスリープモードを解除してから、再度電源を入れ直してください。
【カスタムEQ使用時に音が歪む場合】
ゲインが高すぎて歪みが発生している可能性があります。ゲインを下げるか、他のEQモードに切り替えて、カスタムEQでの歪みの有無を確認・比較してください。
【Xiaomi製携帯電話使用時にKA15の音量ボタンで音量調整とトラック切り替えが同時にできない】
これはXiaomi製携帯電話の仕様による制限です。システム設定の「ヘッドホンリモートボタン」オプションでは、音量調整または楽曲再生コントロールのいずれかのモードのみ選択可能となっています。
KA15は省電力設計に重点を置いているため、端末のバッテリー持続時間を心配する必要はありません。
【省電力機能】
・再生一時停止時:バックグラウンド回路の一部を自動的にシャットダウン
・操作なし5秒後:省電力モードに自動移行
・再生一時停止かつ画面オフ時:DACをリセットし、より深いスリープモードへ移行
【マルチファンクションボタン(Mボタン)】
・設定メニュー外での操作:
短押し1回:再生/一時停止
短押し2回:ディスプレイのON/OFF
2秒長押し:設定メニューの起動
・設定メニュー内での操作:
短押し1回:サブメニューの切り替え
2秒長押し:設定メニューの終了
【Volume+(音量+)ボタン】
・Aモード:
短押し1回:音量1段階アップ
2秒長押し:前の曲へ
・Bモード:
短押し1回:前の曲へ
2秒長押し:音量を連続的に上げる
・設定メニュー内:短押し1回でメニュー項目の選択
【Volume-(音量-)ボタン】
・Aモード:
短押し1回:音量1段階ダウン
2秒長押し:次の曲へ
・Bモード:
短押し1回:次の曲へ
2秒長押し:音量を連続的に下げる
・設定メニュー内:短押し1回でメニュー項目の選択
【ディスプレイ表示について】
現在の音量と調整モード:現在の音量レベルと調整モードを表示
現在のデジタルフィルター:使用中のデジタルフィルターを表示
SPDIF動作状態:「S」の表示はSPDIF出力が有効であることを示します
現在のUACバージョン:「U2」はUAC2.0、「U1」はUAC1.0を示します
デスクトップモード:「⚡」アイコンの表示はデスクトップモードが有効であることを示します
電圧表示:現在の電圧を表示
電流表示:現在の電流を表示
音楽フォーマット/サンプリングレート表示:再生中の楽曲のフォーマットとサンプリングレートを表示
注意:KA15はiOS版FiiO Control APPでは操作できません。ただし、KA15本体またはAndroid版FiiO Controlで設定した内容は保存されます。
- FiiO Control APPを最新バージョンにアップデートしてください。
- USB Type-C to Type-Cケーブルを使用してKA15をAndroid端末に接続します。FiiO ControlアプリのMy product画面でKA15を選択し、KA15のコントロール画面に入ります。
【Android搭載スマートフォン/タブレット】
Type-C to Type-Cデータケーブルを使用してKA15を接続することで、高音質な音楽再生をお楽しみいただけます。
注意事項:
・システムやハードウェアの違いにより、一部のAndroid端末や音楽プレーヤーで互換性の問題が発生する場合があります。
・一部の機種ではOTG機能をONにする必要があります。詳細な設定については各端末のサポートにお問い合わせください。
・一部の機種では「未認証のType-Cデジタルヘッドホン」という通知が表示される場合がありますが、そのまま使用可能です。
【iPhone/iPad】
Lightning to Type-C OTGアダプター/Type-C to Type-Cケーブルを使用してKA15をiPhone/iPad/iPodに接続することで、高音質な音楽再生をお楽しみいただけます。
注意事項:
・iOS10.0.2以上のみサポートします。これ以下のバージョンのApple端末は、iOS自体の関係で対応できません。
【USB Audio専用アクセスモードについて】
システムやハードウェアの違いにより、一部のAndroid端末でUSB Audio専用アクセスモード使用時に権限の競合や互換性の問題が発生する場合があります。以下に主な事例を記載します。
・一部の端末では、電源管理ポリシーによってバックグラウンドでのサードパーティアプリの動作が制限されています。これにより、USB Audio専用アクセスモードで音楽アプリを使用した際、数秒後に再生が停止する場合があります。この場合、端末のバッテリー管理設定でアプリのスリープ時の動作を許可してください。
・USB Audio専用アクセスモード使用中に他のアプリを操作すると、音が途切れたり一時停止したりする場合があります。現在この問題について対応を進めています。USB Audio専用アクセスモード使用時は音楽再生に集中することをお勧めします。または、USB Audio専用アクセスモードを無効にしてご使用ください。
Mボタンを長押しでメニューに入ります。Mボタンの短押しで確定、長押しで終了します。
音量+/-ボタンの短押しでメニュー項目を切り替えます。
①フィルター:デジタルフィルター設定
KA15には5種類のフィルターが搭載されています。フィルターはチップに内蔵された音質調整機能で、わずかな音質の違いを生み出します。以下のフィルター特性の説明は参考情報であり、実際の聴感は使用する機器との組み合わせによって異なります。
・Short Delay Sharp Roll-Off Filter(FAST-LL)
・Sharp Roll-Off Filter(FAST-PC)
・Short Delay Slow Roll-Off Filter(SLOW-LL)
・Slow Roll-Off Filter(SLOW-PC)
・Non Over sample(NON-OS)
各フィルターの特徴:
※以下は参考情報です。実際の聴感は使用機器との組み合わせによって異なります。
・Minimum phase fast roll-off filter:
ニュートラルで中程度の残響、厚みのある音質、中域が際立ち、温かみのある音。ボーカルやテンポの遅い楽曲に適しています。
・Fast roll-off, Phase-compensated filter:
ニュートラル、わずかな残響、自然な音の再現、ニュートラルな音調。躍動感のある速いテンポの楽曲に適しています。
・Minimum phase slow roll-off filter:
ニュートラル、わずかな残響、より温かみのある音質、中域が豊かで広い音場。オーケストラなど大規模な編成の楽曲に適しています。
・Slow roll-off, Phase-compensated filter:
シャープ、わずかな残響、原音に忠実、ニュートラルな音調、細部まで表現。モニター的な聴き方を好む方に適しています。
・Non over-sampling filter:
信号周波数と同じサンプリングレートで、信号のオーバーサンプリングを行いません。
②EQモード:EQカーブ設定
7つのプリセットEQと3つのカスタムEQを搭載:
・プリセットEQ:Jazz、Pop、Rock、Dance、R&B、Classical、Hip-Hop
・カスタムEQ:工場出荷時はFD15、FF5、FH3に設定
カスタムEQはFiiO ControlアプリまたはWebコントロールで調整可能で、名称の変更も可能です。
③音量モード
現在の音量調整モードを60段階または120段階から選択可能
④キーモード:音量ボタンのモード設定(AモードとBモードの切り替え)
・Aモード:
+ボタン短押し:音量1段階アップ
-ボタン短押し:音量1段階ダウン
+ボタン2秒長押し:前の曲へ
-ボタン2秒長押し:次の曲へ
・Bモード:
+ボタン短押し:前の曲へ
-ボタン短押し:次の曲へ
+ボタン長押し:音量を連続的に上げる
-ボタン長押し:音量を連続的に下げる
⑤DACモード:DAC出力モードの設定(Class HとClass ABの切り替え)
Class HとClass ABはDACチップ内部のドライバーの動作モードを指します。主な違いは待機時電流値にあります。Class Hモードは、Class ABモードと比較して待機時電流が若干低くなります。その他のパラメータはほぼ同じです。
⑥チャンネルバランス:左右チャンネルの出力バランスを12段階で調整可能
⑦マイク設定:インラインマイクのON/OFF切り替え
このオプションを無効にすると、ヘッドホンのインライン操作機能が無効になります。この設定は主にASIOドライバーへの対応のために用意されています。ドライバーが双方向クロックに対応していないため、4極インラインリモコン付きヘッドホン使用時に、コンピューター上でドライバーと正常に動作しない場合があります。この設定でマイクとインライン操作機能を無効にすることで、コンピューター上でASIOドライバーに対応させることができます。
⑧同軸出力:SPDIF出力の切り替え
SPDIF機能を有効にすると、3.5mm端子から変換ケーブル(別売)を使用してSPDIF信号を出力できます。ヘッドホン出力などアナログ出力を使用する場合は、この機能を無効にしてご使用ください。
⑨UACモード:現在のUACモード(1.0と2.0の切り替えが可能)
⑩画面の明るさ:10段階で調整可能(1が最も暗く、10が最も明るい)
⑪画面回転:画面を180度回転させることが可能
⑫画面タイムアウト:画面がONからOFFになるまでの時間を設定
選択可能な時間:15秒、30秒、1分、2分、5分、10分、30分
⑬電圧/電流表示:画面下部に現在の電圧と電流状態を表示することが可能
⑭テーマスタイル:現在のテーマスタイルの設定
⑮言語:システム言語の設定(简体中文/English)
⑯バージョン:ファームウェアバージョンの表示
⑰工場出荷時設定:初期設定に戻す
KA15のD.MODEスイッチでデスクトップモードを切り替えます。
・ON:デスクトップモード有効
より高い出力が可能
高インピーダンスヘッドホンや駆動の難しいヘッドホンに適しています
・OFF:デスクトップモード無効
通常のリスニングや低インピーダンスヘッドホンに適しています
【なぜデスクトップモードが必要なのか?】
従来のUSBドングルは、モバイル端末との互換性を確保するため、出力電力に制限があります。特にiPhoneでは、USBドングルの出力電力が大きすぎるとLightning端子の給電能力を超え、音の途切れなどの異常が発生する可能性があります。
実際には、ほとんどのAndroid端末のType-C端子は十分な出力電流を供給可能です。KA15のデスクトップモードは、ユーザーにより多くの選択肢を提供するために設計されました。デスクトップモードをONにすると、より高い出力が可能になります。OFFにすると、iPhoneなどの出力電流が小さい端末にも対応できます。
このように、デスクトップモードは互換性と出力電力のバランスをユーザーが選択できるようにする機能です。
【PEQとは】
PEQ(パラメトリックイコライザー)は、イコライザー調整の様々なパラメーターを緻密に調整できる機能です。
調整可能な項目:
・周波数帯(低域、中低域、中高域、高域など)
・周波数ポイント(任意に選択可能)
・ゲイン(増減量)
・Qファクター(周波数帯域幅、任意調整可能)
音楽のスタイルをより個性的で豊かにし、希望する聴感を実現するための主観的な音質調整に使用されます。
【通常のEQとPEQの違い】
・PEQ:中心周波数、振幅、Q値をカスタマイズ可能
・通常のEQ:プリセットされており、振幅以外はカスタマイズ不可
【PEQの設定方法】
KA15のPEQは、スマートフォンのFiiO Controlアプリまたはウェブページで設定可能です。
また、KA15のメニューから直接EQを切り替えることもできます。
【EQの最大サンプリングレート対応】
EQ機能はPCM384kHz/32bitまで対応しています。EQが調整できない場合は、音源のサンプリングレートが対応範囲内かご確認ください。
【カスタムEQでトータルゲインをマイナス値に設定すると音量が大幅に下がる理由】
ゲイン増加による音声の歪みや聴覚への悪影響を防ぐため、カスタムEQのトータルゲインはデフォルトでdB値を下げるように設計されています。トータルゲインの調整は、ご自身の聴感に合わせて行ってください。
【PEQの名称が変更後に表示されない理由】
カスタムPEQの名称は、英字7文字までで、小文字や漢字は現在サポートしていません。また、ウェブ版では名称変更機能が未実装のため、FiiO Controlアプリでのみ名称変更が可能です。
【MacでのウェブページPEQ調整対応について】
MacではWeb HID APIをサポートするChrome、Edge、OperaなどのブラウザでPEQ調整が可能です。Safariブラウザは非対応です。
・出力1:L+R≥180mW+180mW(32Ω/THD+N<1%/SE/デスクトップモード)
・出力2:L+R≥560mW+560mW(32Ω/THD+N<1%/BAL/デスクトップモード)
・出力3:L+R≥50mW+50mW(32Ω/THD+N<1%/SE/非デスクトップモード)
・出力4:L+R≥170mW+170mW(32Ω/THD+N<1%/BAL/非デスクトップモード)
・出力5:L+R≥19mW+19mW(300Ω/THD+N<1%/SE/デスクトップモード)
・出力6:L+R≥78mW+78mW(300Ω/THD+N<1%/BAL/デスクトップモード)
UAC1.0モードではHuawei端末での通話に対応しています。
KA15はCTIA規格のインラインヘッドセットに対応しています。メニュー設定でマイク機能をオンにし、インラインコントロール対応の3.5mmヘッドホンを接続することで、通話時にヘッドセットのマイクとインラインコントロール機能を使用できます。
【KA15をヘッドセットに接続した際のノイズ、インラインコントロール機能が使用できない、録音できない場合】
以下をご確認ください:
・ヘッドセットがCTIA規格に準拠しているか
・同軸出力スイッチがオンになっていないか(インラインヘッドホン使用時は同軸出力をオフにする必要があります)
同軸出力とインラインヘッドホンのマイクは同一チャンネルを使用するため、同時に使用すると干渉音やノイズが発生する可能性があり、インライン機能が使用できなくなります。通常は同軸出力スイッチをオフにしてご使用いただき、必要な場合のみオンにすることを推奨します。
【パソコンでインラインリモコン付きヘッドホンが使用できない場合】
FiiO USB DACドライバーがインストールされているかご確認ください。ドライバーの制限により、インラインヘッドセットを正常に使用できません。以下のいずれかの対応をお願いいたします:
・インライン機能を使用する場合:FiiO USB DACドライバーをアンインストール
・高サンプリング音源を使用する場合:
KA15のメニューでマイクスイッチをオフ
またはインライン機能非対応の3極ヘッドホンを使用
KA15はKA5の後継機種で、FiiO USBドングルラインナップにおいてKA5より上位に位置づけられています。
【KA15の主な優位点】
1. 出力:最大560mW(KA5は265mW)
2. ディスプレイ:カラー表示でテーマ切替可能(KA5は白黒表示のみ)
3. デスクトップモード:より高インピーダンスのヘッドホンの駆動が可能
4. 10バンドPEQ調整対応(KA5はEQ調整非対応)
5. CTIA規格ヘッドセットのインラインコントロールと通話機能対応(一部機種では通話非対応)(KA5は非対応)
6. 電力消費のリアルタイム表示と再生一時停止時の自動省電力モード搭載(KA5より省電力)
KA15 V1.0.3更新情報
更新方法はこちらをご確認ください。
1. Web版FIIO ControlにPEQのリネームと共有機能を追加しました
2. 英語モードでPEQのリネームが保存できない問題を修正しました
3. その他の軽微なバグを修正しパフォーマンスを向上させました
USB Audioドライバーソフトウェア
最新の専用ドライバーはドライバーダウンロードページよりご確認ください。