[BTA30] リセット方法
たとえば、音楽の再生時に電源が入らない、または音が出ないなどの状況の場合、リセットを行うと解消される場合があります。何らかの不具合状態からリセットをしたいときには、USBケーブルを抜き挿しすることによって、電源を強制的にオンオフしてください。
音が出ない場合
以下の手順で解決してください。
1) パソコンの現在のサウンドデバイスの設定でBTA30が選ばれていることを確認してください。
2) ボリュームノブの位置を確認してください。
3) 音楽を一時停止していないか確認してください。BTA30はPAIRボタンを短押しして音楽を一時停止する機能があります。
4) TXモード(USB-in)では、LDACコーデックで出力できません。加えて本体のボリュームノブでの音量調整が無効になります。
5) TXモード(Bluetoothマルチポイントペアリング)では、LDACあるいはaptX LLのコーデック接続を用いると2台の機器へ同時に出力することはできません。
パソコンにサウンドデバイスとして認識されない場合
BTA30はドライバーレスです。そのためUSBケーブルでPCと接続するだけで通常は認識されて使用可能になりますが、FiiOのBTR3Kのような同じドライバーレスの機器を同時につなぐと競合する場合があります。なるべく片方だけ接続するようにしてください。
また、コンピューターのUSBポートは、その設計によっては個々の場所によって動作が定まらない事情があります。別のポートに接続するなどして動作を確認してください。または、何度か抜き差しをして動作を確認してください。
加えて、充電専用のUSBケーブルを使用していないかどうかを確認してください。原則としては付属ケーブルで動作有無を確認するようにしてください。データ通信と給電が可能なケーブルを使用する必要があります。
Bluetoothでパソコンに接続しても音が出ない場合
ノートパソコンなどの内蔵Bluetooth機能を使用せず、外付けのBluetooth USBドングルを使用するような状況下で、このような状態になる可能性が想定されます。特にWindows 10では、ドングルメーカーがWindows10対応のドライバーを提供していない限りはaptX対応のレシーバーを使用することは避けてください。市場の現状として互換性に問題が生じるものが多く流通しているためです。この状況に該当する時、ドングルはデバイスマネージャで「CSR BlueCore」などという表示になっていることが多く見受けられます。当座の対応方法としては、これらのデバイスのプロパティをデバイスマネージャーで開き、「ドライバーの更新」をクリックし、「Generic Bluetooth Adapter」というドライバーを明示的に選んで読み込むと動作する場合があります。ただしこの方法ではaptXは使用可能とはなりませんのでご留意ください。
※「Generic Bluetooth Adapter」を明示的に選んだ場合でも、稀にWindowsのシステム更新やハードウェア変更などでドライバーがBlueCoreにロールバックする場合があります。この場合は避けようがないため、都度同じ方法で対処してください。
Bluetoothでの接続に失敗する場合
BTA30と相手側のBluetooth機器のペアリング情報をクリアしてから再接続することをお勧めします。
BTA30のペアリングをクリアする方法
デバイスの電源を入れた状態で(何らかのBluetooth機器と接続されてない状態とすること)、RX/TXモードに切り替え、POWER+PAIRボタンを同時に約5秒間押し続けます。