USB DAC機能とバランス出力対応のBluetoothレシーバー「BTR5」が最新チップによりさらなる高音質化を実現
ES9219C左右独立構成 | PCM384kHz/DSD256対応USB DAC機能|OLED | 2.5mmバランス出力 | アプリによるインテリジェント・コントロール | NFCペアリング対応
BTR5 2021は、DAC+アンプ統合型チップ「ES9219C」を2基、左右独立構成で搭載し、低ノイズ・低歪と高出力を両立した、バランス出力対応のBluetoothレシーバーです。AAC/apt X/apt X HD/LDACといった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデックに対応し、約9時間の連続再生が可能で、高品位なワイヤレス環境を提供します。
また、USB Type-C端子にPCやスマホを接続して、PCM384kHz/DSD256対応のUSB DACしても使用可能です。
製品名 | JANコード | 商品ジャンル | 税込希望小売価格 | 発売時期 | |
BTR5 2021(Black) | 4562314016123 | Bluetoothアンプ | オープン価格(市場予想価格22,000 円前後) | 2021年11月26日 |
主な特長
- ESS Technology製DAC+アンプ統合型チップ「ES9219C」を2基、左右独立構成で搭載し、低ノイズ・低歪と高出力を両立
- 32bit/384kHzPCM、DSD256ネイティブ再生を可能とするUSB DAC機能
- BluetoothレシーバーにQualcomm製「CSR8675」を採用し、高い接続安定性を実現
- FPGA搭載で正確無比な音声信号処理と高精度なクロックマネージメントを実現
- 低ジッター環境を徹底するため、独立した2基の水晶発振器を搭載
- 3.5mmシングルエンド出力のほか、完全バランス構成による2.5mmバランス出力を搭載
- MQA対応でマスタークオリティの音質を実現
- AAC/apt X/apt X HD/LDACといった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデックに対応
- 本体フロントパネルに有機ELを搭載。動作状況や設定を簡単に確認
- 音質に特化したUSBオーディオアダプターモード
- 1.5時間の充電で9時間の連続再生が可能
ESS Technology製DAC+アンプ統合型チップ「ES9219C」を2基、左右独立構成で搭載。低ノイズ・低歪と高出力を両立
BTR5 2021では、ESS Technology社の第3世代の統合型DACチップ「ES9219C」を左右独立で合計2基採用しています。
この新世代のSoCではMQAのデコードに対応したほか、32ビット384kHz PCM、DSD256、FLAC、ALAC、AIFF、WAVなど、幅広いサンプリングレートやロスレスオーディオフォーマットにも対応しています。
チップ内では、マルチレベルのアナログゲインとデジタルボリュームが利用状況に応じて双方を併用する方式で統合されており、音楽のダイナミックレンジを完全に維持しながらより正確な調節を可能にしています。
2つのDACチップが協調動作し、フルバランス構成回路となっている2.5mmバランス出力端子を使用すれば、32Ω負荷で240mWの出力が可能です。
32bit/384kHzPCM、DSD256ネイティブ再生を可能とするUSB DAC機能
BTR5 2021は、小型高性能なUSB DACとしても使用が可能です。
独立したXMOS製USBコントローラー「XUF208」を使用し、USB Audio Class 2.0 でアシンクロナス伝送によるオーディオデコードが可能です。
USB Type C端子を介して32bit/384kHzまでのPCMとDSD256までのネイティブDSDの再生が可能です。
※ USB DAC機能はドライバー不要のUSB Audio Class 1.0モードと、フルスペックでの再生が可能な2.0モードの2つのモードに対応しています。後者の場合、FIIOオフィシャルウェブサイトからドライバーのダウンロードとインストールが必要です。
BluetoothレシーバーにQualcomm製「CSR8675」を採用し、高い接続安定性を実現
BTR 2021に搭載されているQualcomm製Bluetooth ICである「CSR8675」は、低消費電力のBluetoothチップながら拡張されたオーディオ機能を持ち、24ビットオーディオ信号処理や動作周波数120MHzでのDSP機能など、簡単操作で様々なBluetooth機能をパワフルに処理することができます。動画再生、ゲームプレイ、音楽鑑賞など、どのようなシーンでも高性能チップの恩恵を享受することができます。
FPGA搭載で正確無比な音声信号処理と高精度なクロックマネージメントを実現
FPGAはハイエンドのミュージックプレーヤーでしばしば用いられ、Bluetoothの送受信やUSBデジタルオーディオ信号を受け持つだけでなく、クロックマネジメントも行います。BTR5 2021においては、この専用FPGA回路が、Bluetoothの受信処理後、ジッターを減少し、信号の安定性を改善し、オーディオ・アーキテクチャの部品ごとに違うクロック周波数が存在するという問題を完全に解決しています。
低ジッター環境を徹底するため、独立した2基の水晶発振器を搭載
BTR5 2021は、専用のFPGAに45.1584/49.152 MHz の2基の水晶発振器を組み合わせることにより、様々なサンプリング周波数の信号が入力されるBluetoothおよびUSBデコード時においても、精密な再生を行うことができます。BTR5 2021は、正確なクロックマネジメントシステムによる同期回路により、DACチップの潜在能力を解き放ち、極限まで微細な音の再生を可能にしています。
3.5mmシングルエンド出力のほか、完全バランス構成による2.5mmバランス出力を搭載
BTR5 2021は一般的な3.5mmシングルエンド出力だけでなく、2.5mm端子によるバランス出力を備えています。
ES9219Cを左右独立で動作させる完全バランス構成のオーディオ・アーキテクチャーにより、各チャンネルはそれぞれ独立したDACと増幅段によって駆動されます。
※ BTR5 2021の誤動作を防ぐために、3.5㎜と2.5㎜両方の端子にプラグが挿入された場合は、3.5㎜端子だけ音が出る仕様となっています。
MQA対応でマスタークオリティの音質を実現
BTR5 2021では、MQAレンダラー機能が新たに追加されました。適切な音楽アプリを使用することで、最高16xのMQAデコードに対応いたします。
AAC/apt X/apt X HD/LDACといった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデックに対応
BTR5 2021では、AAC/SBC/aptX/aptX Low Latency/aptX HD/LDAC(最高96kHzに対応)などの多彩なBluetoothコーデックに対応し、お手持ちのBluetoothデバイスを用いてポータブル性能を確保しながら、高音質な音楽再生を実現することができます。
本体フロントパネルに有機ELを搭載。動作状況や設定を簡単に確認
BTR5 2021のフロントには、表示サイズ0.49インチ、解像度64×32ピクセルの鮮明な有機ELディスプレイが搭載されています。このディスプレイには、ペアリング先、接続状態、通話状態、電源ステータス、エンコードフォーマット、音量を表示させることができます。また、このディスプレイを使用して、メニューの呼び出し、充電状態の確認、カーモードのオン・オフ、デジタルフィルターの切替、EQの調節などを行うことも可能です。
1.5時間の充電で9時間の連続再生が可能
550mAhの内蔵バッテリーにより、BTR5 2021は1.5時間でフル充電でき、AACコーデック、3.5mm出力を使用した場合には9時間の連続再生が可能です。
2つの内蔵マイクとcVc 8.0ノイズキャンセル機能
BTR5 2021は、スマートフォンでの音声通話に適した高感度無指向性マイクを内蔵しています。また、3.5mm端子のCTIA規格ヘッドセットの外付けマイクを使用することもできます。このような仕様のヘッドセットを挿入すると、BTR5 2021は自動的に用途を認識し、マイクを内蔵から切り替えます。マイクを使用する場合、cVc 8.0ノイズキャンセルテクノロジーの恩恵を受けることができます。これにより、マイク・ゲインをインテリジェントに調整し、バックグラウンドノイズを効果的に抑制し、明瞭な通話を実現します。
※ OMTP規格のヘッドホンを使用する場合、オーディオ出力の動作は保証しますが、マイクおよびインラインリモコンは正常に動作しない場合があります。
スマートフォンと独立した音量調節及び音量メモリー機能
BTR5 2021をスマートフォンに接続すると、スマートフォンの音量とBTR5 2021の音量は独立して調節ができます。これにより、ご自身の用途にあった音量の調整が可能になります。
※ iOSデバイスとペアリングした場合は、ウィジェット上でバッテリー残量を確認することができます。
音質に特化したUSBオーディオアダプターモード
USB接続が可能なスマートフォンがBTR5 2021を検出すると、「USBオーディオアダプター」モードをオンにするように促されます。USBオーディオアダプター・モードを有効にすると、BTR5 2021の充電はオフになり、スマートフォンなどのデバイスの外部オーディオデバイスとして使用できるようになります。
FIIO製アプリによって、好みのサウンドを作り出すことが可能
FIIO Musicアプリ(またはFIIO Controlアプリ)との組み合わせによって、BTR5 2021をの内蔵パラメーターを変更することが可能です。
チャンネルバランス、2種類のオーディオフィルター、10バンドのイコライザーなどをお好みに合わせて設定することができます。
ユニークな機能として、奇数次および偶数次の高調波歪みを調整することができます。これにより、より好みに合ったサウンドを作り出すことが可能です。
用途を選ばない多機能性
BTR5 2021は、ご家庭、外出先、車の中など、様々な環境において利便性と高音質をご提供します。
主な仕様
Bluetooth バージョン | Bluetooth 5.0 |
音量調節 | スマートフォンの音量調節とは独立して音量調節可能 |
対応Bluetoothオーディオコーデック | SBC, AAC, aptX, aptX Low Latency, aptX HD, LDAC |
Bluetoothチップ | CSR8675 |
DACチップ | ES9219C x2 |
USBレシーバーチップ | XMOS XUF208 |
ペアリング/プレイ 専用ボタン | 有 |
音量調節専用ボタン | 有 |
送信距離 | 10m |
表示スクリーン | 有 |
表示内容 | 1. Bluetoothコーデック, バッテリー残量, 音量, 充電中, 着信, サンプリング周波数 (USB DAC時) 2. メニュー設定, フィルター, EQ, 明るさ, 充電切り替え, ゲイン, ビークルモード, USBドライバ不要モード |
ゲイン設定 | H/L |
出力(32Ω負荷時) | 3.5mm シングルエンド: 80mW+80mW以上 2.5mm バランス: 240mW+240mW以上 |
SN比(A weighted) | 3.5mmシングルエンド: -118dB 2.5mm バランス: -122dB |
ノイズフロア(A weighted) | 3.5mmシングルエンド: 2μV以下 2.5mmバランス: 2.2μV以下 |
THD+N (LDAC使用時1kHz/32Ω負荷時) | 3.5mmシングルエンド: 0.003%未満 2.5mmバランス: 0.002%未満 |
セパレーション (1kHz/(32Ω負荷時) | 3.5mmシングルエンド: 79dB 2.5mmバランス:118dB |
ハンズフリー通話/その他 | 対応 |
Siri(iOS)の起動 | 対応 |
インライン・リモコン | CTIA規格に対応 |
NFC機能 | 対応 |
ヘッドホン出力 | 3.5mmシングルエンド + 2.5mmバランス |
USBポート | Type C/データ転送・充電兼用 |
内蔵バッテリー容量 | 550mAh |
連続使用時間 | 3.5mmシングルエンド: 約9時間 2.5mmバランス: 約7時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
外形寸法 | 72 x 32 x 11.1 mm (バッククリップを除く) |
重量 | 43.7g |
付属品 | USB TYPE-C to Aケーブル / USB TYPE-C to Cケーブル / バッククリップ / クイックスタートガイド |