[BTA30 Pro] FiiO Controlの使用方法

BTA30ProをFiiO Controlアプリに接続する方法

BTA30 ProをRXモードに切り替え、スマートフォンと接続することでFiiO Controlアプリに表示されるようになり、制御可能になります。

Statusメニュー

Auto power-on

BTA30に接続されたUSB機器からの通電に連動してBTA30の電源をON/OFFする機能を使用できます。

Indicator lights

好みに応じてインジケーターライトの点灯・消灯を設定できます。

RX/DACメニュー

Select Blutooth codec

ユーザーの好みに応じて不要なBluetoothコーデックを無効にすることができます。例えば、デフォルトでLDACが優先されていない一部のプレーヤーに対して、他のコーデックを無効にしてLDACを優先するようプレーヤーに促すことができます。(SBCはBluetoothオーディオ規格において利用が必須であるため、オフにすることはできません。)

Select DAC input source

DACモードでBTA30 Proのハードウェアボタンを操作する代わりにアプリで入力ソースを自由に切り替えることができます。

Lowpass filter

Sharp Roll-off Filter、Slow Roll-off Filter、Short Delay Sharp Roll-off Filter、Short Delay Slow Roll-off Filterの4種類のフィルターが用意されており、ユーザーの好みに応じて自由に切り替えることができます。

Volume control mode と Volume of device

ユーザーはアプリを通じて音量を調整することができ、シーンに応じた5つのモードを選択できます。

  • 「Adjustable」を選択したときのみボリュームノブが有効になります。
  • 初期設定はAdjustableであり、BTA30のボリュームノブと音量設定が同期しています。アプリで個別に音量を調整する場合、注意しなければならない点があります。アプリで選択した音量がボリュームノブの位置よりも大きい場合は、ボリュームノブをアプリよりも小さい音量の位置にする必要があります。そうしないとアプリでの音量調整が無効になります。

Vol. adjustable for SPDIF OUT

SPDIF出力の音量調整を有効とするかどうかを選択できます。手動でON/OFFすることができます。

Channel balance

左チャンネルと右チャンネルの両方を手動で調整できます。

Digital up-sampling

RX/DACモードでこの機能を有効にすると、デジタル出力(光/同軸)を192kHz/24bitにアップサンプリングできます。

  • Normal: アップサンプリングは動作しません。(規定値)
  • Up-sampling: 192kHz未満のソースは192kHz/24bitにアップサンプリングされ、192kHz以上のソースはアップサンプリングされずにそのまま出力されます。
  • Compatible: このモードでは48kHz/24bit固定で出力され、DoPは出力されず全てリニアPCMとして出力されます。一部のアクティブスピーカーは48kHzしか受信できないデバイスがあるため、それらを使用する時などに用いるモードになります。

TXメニュー

Select DAC input source

DACモードでBTA30 Proのハードウェアボタンを操作する代わりにアプリで入力ソースを自由に切り替えることができます。

Select Bluetooth codec

Bluetooth送信モードでは、LDAC > aptX HD > aptX LL > aptX > SBCの順にコーデックが優先されます。ユーザーの好みに応じて不要なコーデックを無効にすることができます。

注意事項としては、BTA30を2台の機器に接続する場合、正しく2台同時利用するには2台ともが対応するコーデックを使う必要があります。2台の機器の対応コーデックが異なっており、未対応のコーデックが使用されているときや、LDACなどの2台同時出力に対応しないコーデックが使用されたとき、片方が無音になるなどの支障が生じるためです。そこで、2台の機器のコーデックを同じに揃えたい場合などにこのオプションを活用できます。

LDAC streaming quality

  • Audio quality first: 音質の確保を優先し、高ビットレート(990kbps)で出力します。このモードは電波通信の安定性に関する環境要求度が高いため、周囲に2.4GHz帯を使用する機器が多いなど、ご利用の環境下によっては音飛び(スタッター)が生じやすいことに注意して下さい。
  • Standard: 音質と接続性を同時に確保することを目的として、中ビットレート(660kbps)で出力します。
  • Connection first: 接続性を重視し、低ビットレート(330kbps)で出力します。
  • Adaptive: 接続品質を維持することを前提に、電波信号強度に応じて最適な音質(ビットレート)で出力します。

Volume control mode (SPDIF INにのみ適用)

シーンに合わせて5つのボリュームモードを用意しました。

  • BTA30 ProはRX/DACモードのときしかFiiO Controlに接続できないため、TXモードの設定をTXモードのまま調整することは出来ません。
  • 「Adjustable」を選択した場合のみ、音量の調整が可能です。他の5つのモードを選択すると音量は固定されます。