Bluetooth送受信機能使用時に音声が途切れる、ノイズが出る

  • Bluetoothは無線技術であるため、状況によりオーディオデータの送受信が間に合わず。原理的に音が途切れる場合があります。状況により避けようがないことを留意ください。
  • 近隣に同様にBluetoothを使用する機器が多数存在する状況や、商業施設の無線機器が多数動作するロケーションでは影響を受けやすくなります。
  • 送受信機器の間を遮るものがないようにし、可能な限り近接する位置関係で使用してください。M5の筐体をできるだけ物体で覆わないようにしてください。特に人体や金属で覆ってしまうと影響が大きくなります。製品にクリップホルダーが付属されていますのでご活用ください。(※クリップにはいかなる場合においても完全な保持力があるというわけではないため、激しい振動にさらされたり大きな加速度が生じる場所、滑りやすい場所などに使うことは避けてください。)
  • 使用するコーデックによって時間軸において要求されるデータ通信量が増減します。一般に音質が良いとされるLDACやaptXでは要求量が多いため、比例して途切れも起きやすくなる傾向があります。そのような場合はSBCを用いるなどの運用が適切な場合があります。尚、M5のBluetooth送信機能を使用する場合、現在はM5側でコーデックを明示的に選択することはできないので、接続する先のイヤホンやヘッドホンがLDACおよびaptX対応であると、優先的にそれらのコーデックが選択されます。
  • aptXを使用時に極めて通信環境が悪く安定していないとき、音声が復帰するときにノイズのようなものが発生することがありますが、コーデックの仕組みに起因するもののため、原理的に完全には回避することができません。 機器の不具合ではないため、どうしても発生させたくない場合は、別のコーデックを使用することなどを検討ください。

トゥルーワイヤレスイヤホン製品の利用について

Qualcomm TrueWireless Stereo(TWS)を採用した製品の中に、マスタースワップ機能を備えたものがあります。TWSでは左右どちらか片方がマスターとなってプレーヤーとつながりますが、このマスターの役割が状況によって入れ替わります。

マスタースワップが動作するとき、前提としてプレーヤーに左右どちらのイヤホンもペアリング操作が完了している必要があるため、事前に両方のイヤホンをプレーヤーにペアリングしてください。

例えば左だけペアリングしていた時、イヤホン側のマスターが右となったとき、接続を試みようとしますが拒否されて接続されなかったり、接続されたときに倍速状態で再生されるような症状が出る場合があります。

両方ペアリングするためには、各々を明示的にマスターとして動作させてからペアリングを行う必要があるため、ご使用の製品のマニュアルなどをご確認ください。