AK4493SEQデュアル構成・完全バランス設計のFIIO製小型据置ヘッドホンアンプに、Bluetooth機能搭載モデルが登場
AK4493SEQデュアル構成 │ PCM384kHz/32bit, DSD256 │ 高品質なBluetoothコーデックに対応│完全バランス設計THX-AAA 788+アンプ搭載 │ 独立電源供給回路 │ 豊富な入出力端子 │ 3つの出力モード │ 2段階のハードウェアゲイン│RGBインジケーターライト表示
K7BTは、AKMの最新DACチップ「AK4493SEQ」を左右のチャンネルで1基ずつ動作させるデュアル構成で搭載し、オーディオ回路には最上位モデルと共通の完全バランス設計を採用した、コンパクトな据え置き型USB DAC/ヘッドホンアンプです。
K7BTでは、Qualcomm製「QCC5124」を搭載することで、Bluetoothを利用したワイヤレス接続にも対応。最上位モデルと共通の「THX-AAA 788+」アンプ回路を採用することで、信号に含まれるディテールを損ねることなく、最大2000mWの驚異的なドライブ力を発揮します。
製品名 | JANコード | 商品ジャンル | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
K7BT | 4562314017274 | USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ | オープン価格(市場予想価格 41,800円前後) | 2023年6月16日 |
主な特長
- 旭化成エレクトロニクス製の最新DACチップ「AK4493SEQ」をデュアル構成で搭載
- DACからヘッドホンアンプ部までの完全バランス設計を採用
- FIIOとTHXの共同開発による「THX-AAA 788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載
- XMOS製「XUF208」を採用で、PCM 384kHz/32bit、ならびにDSD256の再生に対応
- Qualcomm製「QCC5124」を搭載し、高品質なワイヤレス伝送に対応
- クリーンな独立電源供給回路設計を採用
- 微細な音量調整を可能にするADCボリュームコントロール機能
- 2段階のハードウェアゲイン調整機能を搭載
- 多彩な入出力を備え、オーディオシステムの中心に使用可能
- 機能とデザインを融合した、RGBインジケーターライトを搭載
- 洗練されたシンプルな筐体デザイン
製品の詳細
旭化成エレクトロニクス製の最新DACチップ「AK4493SEQ」をデュアル構成で搭載
K7BTには、旭化成エレクトロニクス(AKM)社が先代モデルである「AK4493EQ」を現在の高音質技術で再設計した最新のDACチップ「AK4493SEQ」を左右のチャンネルにそれぞれ1基ずつ使用するデュアル構成で採用しています。
進化したVELVET SOUNDテクノロジーに基づいて設計された「AK4493SEQ」は、インピーダンスの最適化によって消費電力を効果的に抑制しながらも、豊かな情報量や音のスピード感、リアルな空間表現を追求。またノイズ設計を見直すことによって、カタログスペック以上に聴感上のノイズ感を大きく改善しています。スペック上のS/N比は最大128dB、THD+Nは-115dBと優れたアナログ特性を実現します。
DACからヘッドホンアンプ部までの完全バランス設計を採用
K7BTのオーディオ回路は最上位モデルであるK9 Pro ESSと同じアーキテクチャに基づいて設計されており、「DAC、ローパスフィルタ、ボリュームコントロール、バッファアンプ、プリアンプ、ヘッドホンアンプ」の6ブロックで構成されるフルバランス回路となっています。
左右のチャンネルで分けられた各ブロックに差動信号の入力を徹底することで、音質に悪影響を及ぼす相互干渉が極限まで排除され、より信号に忠実な高次元の音楽再生を可能とします。
FIIOとTHXの共同開発による「THX-AAA 788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載
K7BTはFIIOの据え置きヘッドホンアンプ最上位モデルであるK9 Pro ESSと共通の「THX-AAA 788+」アンプ回路を搭載しています。この回路は高能率から低能率まで、あらゆるヘッドホン再生において理想的なディテールとダイナミクスを提供するため、「THX-AAA 788」回路をベースにしてFIIOとTHXが共同で開発したアンプ回路です。
K7BTではフルバランス構成を徹底し、左右のチャンネルあたり1基ずつ、合計2基搭載することによって、32Ω負荷時に最大2000mW、300Ω負荷時に最大560mWの高出力を実現します。
XMOS製「XUF208」を採用で、PCM 384kHz/32bit、ならびにDSD256の再生に対応
K7BTは、USBデコードチップにXMOS製の「XUF208」を採用しています。このチップを搭載することでPCMは最大384kHz/32bit、DSDは最大DSD256(Native)、DSD128(DoP)のデコード能力を備え、デュアル・クロック管理技術によって入力されたソースに対して常に最適なクロックを選択することで、高品質なD/Aコンバートを実行します。
Qualcomm製「QCC5124」を搭載し、高品質なワイヤレス伝送に対応
K7BTは、Qualcomm製のBluetooth SoC「QCC5124」を搭載。LDAC、aptX HD、aptX Adaptiveなどの高音質なBluetoothコーデックの受信に対応します。
また、スマートフォン向けに配信されているFIIO Controlアプリと連携することで、接続コーデックの変更や本体ファームウェアのアップデートを行うことが可能です。
クリーンな独立電源供給回路設計を採用
K7BTは音質に悪影響を及ぼす電源ノイズを抑制するために、回路の各ブロックにそれぞれ独立した電源供給を行う電源供給回路設計を採用しています。12Vの外部スイッチング電源から供給された電力は各ブロックを担当する低ノイズLDOによってクリーンな状態に保たれ、それぞれ適切な量に調整された上でコンポーネントに供給されます。
微細な音量調整を可能にするADCボリュームコントロール機能
K7BTには音量調整のためにADCボリュームコントロール機能を採用しています。この方式では音楽信号を流した可変抵抗を直接操作するアナログボリューム方式とは異なり、ボリュームノブの回転変化量をAD変換した値に基づいてボリュームICを制御することによって音量調節を行います。
アナログボリュームの問題点である左右の音量差やノイズを排除しながらも、112段階の細やかな音量調整が可能となりました。
2段階のハードウェアゲイン調整機能を搭載
K7BTでは、本体前面のGAINスイッチを操作することによって、High(高)とLow(低)の2段階からゲインの調整が可能です。接続するヘッドホンの能率に合わせてゲイン調整を行い、常に快適な音量レベルで音楽を楽しめます。
多彩な入出力を備え、オーディオシステムの中心に使用可能
K7BTはUSB端子、RCA同軸端子、角型光端子を使用したデジタル入力や、RCA端子を使用したアナログ入出力、そして6.35mmのヘッドホン端子を使用したシングルエンド出力と4.4mm端子を使用したバランス出力に対応します。
PCとの接続に留まらず、様々なデジタルデバイスと接続して高品質なバランス接続で音楽を楽しむことや、既に所有するオーディオシステムに簡単に組み込むことが可能です。
前面のINPUTボタンを操作することで各入力の切り替えを行います。ボタンを押すとインジケーターがカラフルに点灯し、入力切り替えされたことを示します。
OUTPUTスイッチを操作することで三つの出力モードの切り替えを行います。ヘッドホンで音楽を楽しむだけでなく、アクティブスピーカーとの接続や、純粋なDACとして外部アンプへ接続をする場合にそれぞれ適切な出力モードを選択することが可能です。
機能とデザインを融合した、RGBインジケーターライトを搭載
K7BTのRGBインジケーターライトはK5 Pro ESSから更に進化し、単色表示だけではなく複数の色を混ぜ合わせた表示を行うことが可能になりました。電源のオン/オフや入力の切り替えに合わせてユニークで色鮮やかに輝くK7BTは、視覚的にもデスク上で一際目を引く存在となります。
サンプリング周波数の表示例
・48kHz 以下 – 青
・88.2kHz 以上– 黄色
・DSD – 緑
*信号の入力が検出されない場合にはシアン色の表示を行います。
*電源をオンにすると、まず混色のライト表示がされた後に一旦消灯し、その後入力された信号に応じたカラー表示を行います。
洗練されたシンプルな筐体デザイン
K7BTの筐体は、剛性の高いアルミニウム合金を素材にCNC加工で成形された部品を丁寧に処理した上で組み立てられています。
高さは55mm、幅はA4サイズの1/3以下に抑えられたコンパクトなサイズ感なので、デスク上にすっきりと設置することが可能です。またシンプルでモダンなデザインがインテリアに自然と馴染みます。