マルチBA型イヤホンのマスターピースを目指し設計された 、FIIO渾身のフラグシップモデル
FA19は、複数のバランスドアーマチュアドライバー(BAドライバー)を搭載する、FAシリーズにおけるフラッグシップモデルとして開発されたイヤホンです。高域用に4つ、中域用に2つ、低域用に4つのBAドライバーを搭載した合計10ドライバー構成(片側)と、3Dプリンターを用いることで実現した様々な高音質技術を惜しみなく搭載することで、フラグシップモデルに相応しい高音質を実現しました。
製品名 | JANコード | 商品ジャンル | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
FA19 | 4562314017779 | インイヤー型イヤホン | オープン価格(市場予想価格187,000円前後) | 2024年6月14日 |
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主な特長
- 片側あたり10基のKnowles製BAドライバーを搭載
- 正確な帯域分割を実現する3Wayクロスオーバー設計
- FIIOとKnowles社の共同開発によるカスタム仕様低域用BAドライバー
- 深い低域レンジを実現する「ネガティブ・フィードバック低域向上システム」搭載
- 低域用ドライバーの性能を引き出すS.Turboテクノロジー
- クリーンな中域を実現するノッチフィルターテクノロジーを搭載
- 周波数特性を瞬時に切り替えるディップスイッチを搭載
- 多彩な高音質技術を支える3Dプリント筐体を採用
- 3.5/4.4mmプラグが付け替え可能な高純度純銀ケーブル
- ハイレゾオーディオ認証を取得
製品の詳細
片側あたり10基のKnowles製BAドライバーを搭載
FA19は、片側あたり合計10基のKnowles製バランスド・アーマチュアドライバー(以下、BAドライバー)を搭載し、FIIOが設計とチューニングに3年もの歳月を費やして開発した、マルチBA型イヤホンのフラグシップモデルです。高域用のドライバーにはKnowles社「SWFK-31736」を、中域用のドライバーには同「EDシリーズ」の特製仕様を採用することで、空気感の再現性や情報量に優れ、帯域間の繋がりが極めて自然なサウンドを実現します。また、低域用にはマルチBA型イヤホンの限界を打ち破るような深みのあるローエンドを実現するため、FIIOがKnowles社と共同開発したカスタム仕様のドライバーを採用しました。これらBAドライバーに緻密な音響チューニングを施すことで、まるでシングルドライバーのイヤホンを聞いているように、全帯域にわたって自然かつ滑らかで、非常に解像感の高いサウンドを提供します。
正確な帯域分割を実現する3Wayクロスオーバー設計
FA19は、原音に忠実な音再現を可能とするため、帯域ごとに複数のBAドライバーを搭載することで、音の情報量や分解能、ダイナミクスの再現性を飛躍的に高めています。
さらに、高域、中域、低域用に搭載されたBAドライバーを、3Way クロスオーバーネットワーク回路を用いて帯域分割することで、明瞭感に優れた正確な音再現を実現します。また、クロスオーバーネットワーク回路には、メディカルグレードのルビコン製フィルムコンデンサを採用しました。このコンデンサは、一般的なコンデンサが約1%前後の許容差なのに対して、許容差0.1%という驚異的な性能を発揮します。これにより、クロスオーバーネットワーク回路による音質への悪影響を抑制し、正確な帯域分割を可能とします。
FIIOとKnowles社の共同開発によるカスタム仕様低域用BAドライバー
FIIOはKnowles社の共同開発により、通気処理能力の向上などによる全体性能強化を実現した低域用BAドライバーを開発しました。FA19は緻密かつ力強い低音を余すところなく再現するために、このカスタム仕様のドライバーを各チャネルに4基ずつ搭載しています。
深い低域レンジを実現する「ネガティブ・フィードバック低域向上システム」搭載
FA19は、深みのある低域を実現するために、DLP 3Dプリンターを用いて作成された「ネガティブ・フィードバック低域向上システム」を搭載しています。この技術により、4つの低域用ドライバーが発する低周波をシェルの背面に誘導し、共鳴周波数を下げることで低域の再生レンジを効果的に拡張します。また、この技術は外耳道内の空気圧を緩和させることで、耳への負担を軽減し、サウンドステージを広げる役割も担います。
低域用ドライバーの性能を引き出すS.Turboテクノロジー
FA19は、低音域のクオリティを損なわずクリアな中高音域を実現するため、FIIOの特許技術*である「S.Turboテクノロジー」を搭載しています。低域用BAドライバーが発する高音成分をこの音響構造が自然にフィルタリングすることで、複数のドライバー間で発生する音の干渉を抑制し、自然で豊かな低域と理想的な周波数特性を両立します。*中国特許証明書番号:ZL2018211416279
クリーンな中域を実現するノッチフィルターテクノロジーを搭載
FA19は、中域用BAドライバーのパフォーマンスを最大限発揮するため、「ノッチフィルターテクノロジー」を採用しています。この技術は専用設計のレゾネーターを用いて、音質に悪影響を及ぼす共振や耳触りな破擦音を効果的に排除します。
中域の表現を向上
搭載する中域用BAドライバーは本来の高解像度・高精細なサウンドを発揮するだけでなく、1kHzから3kHzの帯域を増幅することで、厚みがあり、熱量を感じさせる中域再生を実現します。
歯擦音の排除
8kHz付近の帯域をフィルタリングすることで、耳触りな歯擦音のない明瞭なサウンドを実現します。
クロスオーバーポイントの音の濁りを抑制
高域用ドライバーと中域用ドライバーのクロスオーバーポイントを3.5kHz付近にシフトすることで、帯域の分割をより明確にし、ドライバー間の再生周波数帯域の重複を効果的に排除します。
ノッチフィルターテクノロジーの原理
レゾネーターに、定められた周波数に近い音波が入ると、ヘルムホルツ共鳴による空気振動の摩擦が発生し、音波は熱エネルギーに変換され吸収されます。この仕組みを利用することで、 FA19の中域用BAドライバーが発する高周波を減退させ、物理的なクロスオーバーとして機能します。
周波数特性を瞬時に切り替えるディップスイッチを搭載
FA19では、本体に備わったディップスイッチを切り替えることで、二つの音色を楽しむことが可能です。モニターモードでは透明感や広帯域に渡って高い解像感を提供し、Hi-Fiモードでは中低域が豊かで音楽の熱量を感じさせるサウンドを提供します。
ー=「モニター モード」:
原音に忠実な高音域を緻密に再現し、オーディオ制作現場での使用にも最適です。
ON=「HiFi モード」:
中音、低音のインパクトと量感を高め、心地よいHiFiサウンド視聴に理想的なモードです。
多彩な高音質技術を支える3Dプリント筐体を採用
FA19は、10基のBAドライバーを正確に配置し、様々な高音質技術を搭載するために、0.0375mmまでのプリント精度を持つ高度なDLP-3D印刷方式で作られた、3Dプリント筐体を採用しました。度重なる測定と装着テストを経て、快適な装着感と耐久性を兼ね備えた理想的なバランスを実現しました。
3.5/4.4mmプラグが付け替え可能な高純度純銀ケーブル
FA19には、28本の撚り線をさらに8つ編みした、合計224本の高純度純銀素材によるケーブルが標準装備されています。TPU被覆により絶縁されたケーブルを4本編み込み、極めてピュアな音楽信号の伝達を実現しています。また、ケーブルシースには環境負荷の小さい、医療グレードのTPU素材は透明感に優れるだけでなく、長期間使用による黄変や低温環境下での硬化に対する耐性を備えており、安心して長期にわたるご使用をいただけます。
イヤホン側コネクターにはMMCXコネクターを採用、プレーヤー側プラグは交換が可能な構造になっているため、このケーブル一本で標準的な3.5mmプラグを用いた接続と4.4mmバランス接続の両方を楽しめます。
※本交換式オーディオプラグは、FABRILOUSの特許技術です。
ハイレゾオーディオ認証を取得
FA19は、日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオ認証を取得しています。
主な仕様
形式 | インイヤー型イヤホン |
ドライバー(片側) | 高域用BAドライバー4基 中域用BAドライバー2基 低域用BAドライバー4基 |
周波数特性 | 10Hz ~ 40kHz |
インピーダンス | 10Ω@1kHz |
感度 | 106dB/mW@1kHz |
ケーブル素材 | 高純度純銀素材撚線ケーブル |
ケーブル長 | 約120cm |
イヤホン側端子 | MMCXコネクター |
プレーヤー側端子 | 交換式プラグ (3.5mmアンバランス / 4.4mmバランス) |
重量(片側) | 約7g (ケーブルを除く) |
付属品 | プラグ交換式銀MMCXケーブル SpinFitイヤーチップ3ペア(S/M/L) HS18イヤーチップ3ペア(S/M/L) バランス重視型シリコン製イヤーチップ3ペア(S/M/L) ※Mサイズを装着済み 低音重視型シリコン製イヤーチップ3ペア(S/M/L) フォームイヤーチップ2ペア(M) 3.5mm/4.4mm交換式プラグ ※4.4mmプラグを装着済み MMCXアシストツール マグネットケーブルクリップ クリーニングブラシ HB5キャリングケース クイックスタートガイド |