BTA30 Proの3つの動作モードと入出力特性の説明
RXモード(Bluetooth受信モード)
BluetoothでBTA30 Proに接続し、ライン出力、同軸出力、および光出力ポートを介してオーディオを出力できるモードです。
出力優先度
ライン出力、同軸出力、および光出力はすべて同時出力される仕様です。LDAC / aptX / aptX HD / AACコーデックをサポートします。
TXモード(Bluetooth送信モード)
Bluetoothイヤホンやヘッドホン、FiiO BTR5やBTR3KなどのBluetooth受信機器と接続できるモードです。BTA30 Proには、USB入力、同軸デジタル入力、光デジタル入力ポートから音声を入力できます。
入力切替方法
ボタンCを短押しすることで入力ソースを切り替えることができます。
- オーディオ信号は、USB入力(USBDACとしてBTA30 Proが動作)、同軸デジタル入力、および光デジタル入力ポートを介してBTA30 Proに入力できます。
- LDAC / aptX HD / aptX LL / SBCコーデックをサポートします。LDACコーデックはUSB / 同軸デジタル / 光デジタル入力でサポートされます。
- ボリュームノブが機能します。
BYPASS(バイパス)モードについて
光デジタル入力ポートを介して入力された音声信号がそのまま光デジタル出力ポートから出力されます。テレビ音声をワイヤレス送信することに使う目的でBTA30 Proを設置するとき、サラウンドバーやAVレシーバーを用いたシステムを既に構築されていて併用したいときなどに便利な機能になります。
またこのとき、Bluetoothデバイスが接続済みの場合はBluetoothデバイスからも同時に音声が出力されます。
DACモード(Digital to Analog Converterモード)
入力切替方法
ボタンCを短押しすることで入力ソースを切り替えることができます。
出力優先度
- USB DAC入力:ライン出力、同軸デジタル出力、光デジタル出力のすべてが同時に機能します。
- 同軸デジタル入力:ラインアウトのみ動作します。
- 光デジタル入力(BYPASSモードではないとき):ラインアウトのみ動作します
- 光デジタル入力(BYPASSモードのとき):ラインアウト、同軸デジタル出力、光デジタル出力の全てが同時に動作します。
- 同軸デジタル入力は最大384kHz/24bit、DSD128に対応しています。※ただしこのスペックはSPDIF規格を超えているため、組み合わせる機器や使用するケーブルによっては192kHz/DSD64以上の信号は正しく入力できない可能性があることにご留意下さい。
- 光入力は96kHz/24bitまで対応しています。
- USB入力は最大384kHz/32bit、DSD256に対応しています。同軸デジタル出力を使用する時に192kHz/DSD64を超える場合、また光デジタル出力を使用する時に96kHzを超える場合、SPDIF規格を超える信号になるため相手側機器によっては正しく信号を受信できない可能性があることにご留意下さい。
- USBDACモードをWindows PCで使用する場合にはFiiOが提供するUSB Audioドライバーソフトウェアのインストールが必要です。製品サポートページから入手して下さい。
- RCAラインアウトはDACモードのすべての入力に対応します。