E10K Type-Cの同軸デジタル出力がアクティブスピーカーに接続されているのに音が聞こえないことがある
例えばWindows環境だと、プレーヤーソフトウェア側の出力デバイスが “KS”または “ASIO”に設定されている場合には、原則として同軸デジタル出力からは再生するソースのサンプリングレートそのものが出力されます。ただし、S/PDIF入力を備えたほとんどのアクティブスピーカーは48kHzのサンプリングレートしかサポートしていないため、ハイレゾリューションフォーマットなどの信号が受けられず音が出ないという状況が発生します。
このような使用環境では、コンピュータのプレーヤーソフトウェア側で出力デバイスを “DS”または “wave out”に設定することをお勧めします。このようにすることでWASAPIを使用する状態となり、OSのサウンドミキサーを介するようになるので、タスクバーのスピーカーアイコンなどからE10Kのプロパティを開き、「規定の形式」を48000 Hzにすることでアクティブスピーカーが対応しない信号が出力されないように出来ます。