KA15でのPEQ(パラメトリックイコライザー)の設定について

【PEQとは】
PEQ(パラメトリックイコライザー)は、イコライザー調整の様々なパラメーターを緻密に調整できる機能です。
調整可能な項目:
・周波数帯(低域、中低域、中高域、高域など)
・周波数ポイント(任意に選択可能)
・ゲイン(増減量)
・Qファクター(周波数帯域幅、任意調整可能)
音楽のスタイルをより個性的で豊かにし、希望する聴感を実現するための主観的な音質調整に使用されます。

【通常のEQとPEQの違い】
・PEQ:中心周波数、振幅、Q値をカスタマイズ可能
・通常のEQ:プリセットされており、振幅以外はカスタマイズ不可

【PEQの設定方法】
KA15のPEQは、スマートフォンのFiiO Controlアプリまたはウェブページで設定可能です。
また、KA15のメニューから直接EQを切り替えることもできます。

【EQの最大サンプリングレート対応】
EQ機能はPCM384kHz/32bitまで対応しています。EQが調整できない場合は、音源のサンプリングレートが対応範囲内かご確認ください。

【カスタムEQでトータルゲインをマイナス値に設定すると音量が大幅に下がる理由】
ゲイン増加による音声の歪みや聴覚への悪影響を防ぐため、カスタムEQのトータルゲインはデフォルトでdB値を下げるように設計されています。トータルゲインの調整は、ご自身の聴感に合わせて行ってください。

【PEQの名称が変更後に表示されない理由】
カスタムPEQの名称は、英字7文字までで、小文字や漢字は現在サポートしていません。また、ウェブ版では名称変更機能が未実装のため、FiiO Controlアプリでのみ名称変更が可能です。

【MacでのウェブページPEQ調整対応について】
MacではWeb HID APIをサポートするChrome、Edge、OperaなどのブラウザでPEQ調整が可能です。Safariブラウザは非対応です。