動作中の発熱が多いように感じるのですが
M11 Pro、M15、M11 Plus LTD、M11 Plus ESS、M11Sなどのハイエンドプレーヤーは正常に動作していても一定の発熱があります。殆どの場合は正常な範囲の熱量であり、熱力学に従い筐体が発熱することによって機器を冷却して動作を保つ仕組みになっています。使い方によっては熱移動が適切に行えず正常動作が難しい温度となってしまうことがあります。次に挙げる内容にご留意ください。
最初に、DSD変換機能(DSD変換モード)が有効になっていないかを確認してください。この機能には大量のプロセッサリソースが必要になるため、比例して発熱も高まります。プレーヤー周囲に冷却のための十分なクリアランスや気温が確保できない場合は、この機能の使用を控えることも視野に入れてください。
また、充電しながら使用すると発熱が高まる傾向があります。これは内部のインテリジェント充電回路が充電プロセスにおいて電力を消費するためで、プレーヤーを同時に動作させたときに通常よりもトータルでの温度が高くなります。そのため、冷却を十分に行うことができないシチュエーションでは充電しながらの使用はお勧めしません。
さらに、保護ケースやレザーケースを使用すると放熱性能に影響し、わずかに温度が高くなります。
最後に、ハイエンドプレーヤーで採用されているDACチップや回路は、その高音質と引き換えに大量の電力を消費します。そのため他の類似製品と比べてより多くの熱が発生するという原理的な仕様があります。