Knowles製BAドライバー4基/13.6mmダイナミックドライバーを採用した ハイブリッド構成
4BA+1DDハイブリッド構成 | 4基のKnowles製BAドライバー|DLC採用13.6mm DD | ノッチ・フィルター・キャビティ構造 | S.TURBOテクノロジー | セミオープン構造 | 交換可能なサウンドフィルター | 銀メッキ単結晶銅ケーブル|シリコンイヤーチップ「HS18」付属
FH7sは、FIIOのハイブリッド構成のインイヤー型イヤホンシリーズの中核となるFH7の後継モデルで、フラッグシップモデル「FH9」のテクノロジーを数多く取り入れ、大幅な進化をいたしました。
中高域に、Knowles製のバランスド・アーマチュアドライバー(BA)を合計4基と、低域に1基のダイナミックドライバー(DD)、合計5基のドライバーをハイブリッド構成としすることで、各ドライバーのパフォーマンスを最大限に発揮。
エッジーなフェイスプレートデザインを取り入れたセミオープン構造により自然で広大な音場感を獲得し「S.TURBOテクノロジー」「ノッチ・フィルター・キャビティ」などの複数の独自音響技術により優れた周波数特性を実現いたしました。
製品バリエーション | JANコード | 商品ジャンル | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
FH7s | 4562314016857 | インイヤー型イヤホン | オープン価格(市場予想価格 69,300円前後) | 2022年10月21日 |
主な特長
- 中高域用に合計4基のKnowles製BAドライバーを採用
- DLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板採用の13.6mm径の大口径ドライバー
- ドライバー間の相互干渉を効果的に抑制する「ノッチ・フィルター・キャビティ」構造採用
- 低域ドライバーの真価を発揮させる「S.TURBOテクノロジー」搭載
- 筐体設計を一新して第2世代セミオープン構造を新採用
- ユーザーが交換可能な3種類のフィルターによるサウンドコントロール
- 3.5/4.4mmプラグが付け替え可能な152本構成の銀メッキ単結晶銅ケーブル
- FIIOオリジナルのシリコンイヤーチップ「HS18」が標準付属
中高域用に合計4基のKnowles製BAドライバーを採用
FH7sに搭載されている4基のドライバーは、世界最大級のBAドライバーメーカーである米Knowles製のBAドライバーを採用しています。米Knowles製BAドライバーは高い信頼性と優れた性能で知られており、これまで多くの医療分野、プロフェッショナルオーディオ分野で採用されてきました。
高域には、高性能BAドライバー「SWFK-31736」を2基採用しました。 このドライバーは、非常に優れた分解能を持ちながら硬質にならず、自然で透明感の高いサウンドを提供します。
中域には、FIIOとKnowlesの共同開発によりFH7s専用にカスタムチューニングされたBAドライバーを2基採用しました。このドライバーはKnowles社製「DFK-62035」をベースにチューニングを行い、繊細かつ密度感のあるボーカル帯域と低域・高域ドライバーとの自然な調和を実現しています。
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板採用の13.6mm径の大口径ドライバー
FH7sは、FIIOのフラッグシップ・ハイブリッドドライバーIEM「FH9」で採用されたDLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板採用の第2世代13.6mmダイナミックドライバーを搭載しています。
第1世代ドライバーと比較して磁気回路構造を大幅にアップデートし、13.6mmの巨大なDLC振動板を駆動させるために磁束密度を20%向上。DLC振動板の特徴である優れた剛性と高い内部損失により歪みを低減し、低音域から高音域まで幅広い周波数帯域に対応します。
ドライバー間の相互干渉を効果的に抑制する「ノッチ・フィルター・キャビティ」構造採用
FH7sには、イヤホンハウジング内での不要共振の発生を防ぐ独自の「ノッチ・フィルター・キャビティ」を搭載しています。狭いハウジング内にドライバーユニットを複数基配置する際に、ドライバーの相互干渉により不要な共振が発生し、歪みが発生することがあります。
そこでFH7sでは、ハウジング内や音導管で発生する不要な共振を効果的に除去するノッチ・フィルター(特定の帯域だけを効果的に減衰するフィルター)機能を持たせたキャビティ(空洞)をシェル内部に組み込み、よりピュアで透明感のあるサウンドを実現しました。
低域ドライバーの真価を発揮させる「S.TURBOテクノロジー」搭載
FH7sでは、タービン形状の音導管により低域ドライバーのパフォーマンスを引き出すFIIOの特許技術※「S.TURBOテクノロジー」を搭載しています。綿密に計算された音導管によって高域成分を適切にフィルタリングすることで、3つに帯域分割されている周波数域間でのスムーズなクロスオーバーを可能にし、豊かな低域と、優れた周波数特性を実現いたしました。
※中国特許証明書番号 ZL2018211416279
筐体設計を一新して第2世代セミオープン構造を新採用
FH7sは、密閉構造の先代FH7から筐体設計を一新し、FIIOの第2世代セミオープンデザインを採用することで大幅な音質向上を実現いたしました。
このセミオープン設計には、FIIOのイヤホン開発で培われてきたバランスド・プレッシャー・システムが採用されています。キャビネット内の背圧を効果的に排出しドライバーの動きを制約せずにスムーズできめ細かい音、自然な音色、広いサウンドステージを実現します。
また、鼓膜にかかる圧力を大幅に低減でき、長時間リスニング時の鼓膜への負担を軽減いたします。
ユーザーが交換可能な3種類のフィルターによるサウンドコントロール
FH7sでは、交換可能な3種類のサウンドフィルターを用意しています。各サウンドフィルターは、それぞれダンピングとフィルター密度が異なるため3つの異なるサウンドシグネチャーを選択することができます。
ホワイトフィルター(白色線、デフォルト設定):バランスの取れたサウンド
レッドフィルター(赤色線):低域強調型のサウンド
グリーンフィルター(緑色線):高域強調型のサウンド
*ホワイトのサウンドフィルターを標準装備しています。その他のフィルターはアクセサリーとして付属しています。
3.5/4.4mmプラグが付け替え可能な152本構成の銀メッキ単結晶銅ケーブル
FH7sでは、19本の芯線を8本編組し、合計152本構成とした銀メッキ単結晶銅素材によるMMCXケーブルが付属します。TPU被覆により絶縁されたケーブルを8本編み込み、極めてピュアな音楽信号の伝達を目指しました。
また、プラグ部には、オールアルミ製の筐体に交換可能な3.5mm/4.4mmプラグが付属した、交換式イヤホンプラグを採用しています。お使いの機器や用途に応じて、シングルエンド/バランス駆動を簡単かつ確実に変更可能です。
※本交換式オーディオプラグは、FABRILOUSの特許技術です。
FIIOオリジナルのシリコンイヤーチップ「HS18」が標準付属
FH7sは、FIIOの新型シリコンイヤーチップHS18を初搭載しています。イヤーチップを採用しました。耳に触れる部分の厚みを0.4mmに抑え、より高い快適性と密閉性を実現しました。
イヤーチップはFH7sと同じ大きさの開口部を採用。イヤホンと耳の間をスムーズにすることで高域の損失を抑え、解像度をさらに向上させました。
形式 | インイヤー型イヤホン |
ドライバー | Knowles製バランスドアーマチュアドライバー×4基 13.6mm径ダイナミックドライバー×1基 |
周波数特性 | 10Hz~40kHz |
インピーダンス | 18Ω(@1kHz) |
感度 | 104dB/mW(@1kHz) |
ケーブル素材 | 8本組156芯銀メッキ単結晶銅 |
ケーブル長 | 約120cm |
重量(片側) | 約9g |
付属品 | 8本組152芯銀メッキ単結晶銅MMCXケーブル 音響調整用フィルター3組(ホワイト/グリーン/レッド)※ホワイトを装着済み HS18イヤーチップ3組(S/M/L) SpinFitイヤーチップ3組(S/M/L) 低音重視型シリコン製イヤーチップ3組(S/M/L) バランス重視型シリコン製イヤーチップ3組(S/M/L) ボーカル重視型シリコン製イヤーチップ3組(S/M/L) フォームイヤーチップ2組(M) フランジイヤーチップ2組(M) 3.5mm/4.4mm交換用プラグ マグネット式ケーブルクランプ MMCXアシストツール クイックスタートガイド クリーニングブラシ キャリングケース |