製品名:Q5s
製品バリエーション | 品番 | JANコード | 商品ジャンル | 希望小売価格 |
Q5s with AM3D | FIO-Q5S-AM3D | 4562314014556 | USB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ | オープン価格 |
Q5s with AM3E | FIO-Q5S-AM3E | 4562314014563 | USB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ | オープン価格 |
2019年8月30日発売予定。予約受付は2019年8月23日10時より、直営オンラインショップ「FIIO Direct」その他の販売店様にて開始いたします。
主な特長
- DACチップにAK4493EQを2基、左右独立構成で搭載し、低ノイズ・低歪と高出力を両立
- 32bit/768kHzまでのPCMデータの再生に対応するほか、11.2MHzのDSDデータのネイティブ再生に対応
- 3.5mmシングルエンド出力、2.5mmおよび4.4mmのバランス出力を搭載する アンプモジュール「AM3E」を標準搭載
- AAC/SBC/apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)といった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデック全てに対応
- 高音質パーツを採用した完全バランス回路設計
- 各セクション独立給電・アイソレーションを実現する低ノイズ電源回路
- 音量の左右不均等を解決するADCボリュームコントロール機能
- 同軸デジタル/光デジタル/ライン対応の豊富な入力端子
- 3800mAh大容量ポリマーリチウムイオン電池内蔵で9.5時間の連続再生
- FIIO Musicアプリでスマートフォンから主要な操作が可能
製品の詳細
DACチップにAK4493EQを2基、左右独立構成で搭載し、低ノイズ・低歪と高出力を両立
Q5sは、デジタルオーディオプレーヤーのキー・コンポーネントともいうべきDACチップに旭化成エレクトロニクス製「AK4493EQ」を採用。さらに同チップを左右独立で2機搭載しています。これにより、SN比は約2倍に改善したほか、歪みも1dB減少するなど、大幅な音質向上を実現しています。Q5sは従来製品を超える高S/N比、優れたダイナミックレンジ、低歪みを特長するだけでなく、精密でありながら音楽性に富む音質傾向を実現しています。
AK4493EQは、回路設計のみならず製造プロセスにまでこだわり、AKMのフラッグシップ AK4497EQ で新たに開発した自社オーディオ専用LSIプロセスを採用しています。このプロセスの採用により、電気的な余裕度と低域ノイズを大幅に改善、情報量や力強さに感じられる音の鮮度をさらに向上させています。 ダイナミックレンジ、SN比はモノモード時で126dB、歪み特性は低歪テクノロジーにより-113dBを実現。また、OSRD (Over Sampling Ratio Doubler) テクノロジーで帯域外ノイズを大幅に低減しています。
32bit/768kHzまでのPCMデータの再生に対応するほか、11.2MHzのDSDデータのネイティブ再生に対応
さらなる音質向上を目指し、Q5sはUSBデコード用XMOS XUF208チップと精密なクロック同期システムを組み合わせて搭載しています。XMOSと強化されたクロック同期システムによって、Q5sは USB、SPDIF、およびBluetooth入力に対して、従来機種を超える圧倒的なデコード能力を備えています。
USB入力利用時は、768kHz/32bitまでのPCMならびにハードウェアデコードによる11.2MHzまでのネイティブDSD再生をサポートしています。 SPDIF入力利用時は、192kHz/24bitまでのPCMをサポートします。 Bluetoothレシーバー機能利用時は最大96kHz / 24bitまでのPCM(LDAC使用)をサポートします。
3.5mmシングルエンド出力、2.5mmおよび4.4mmのバランス出力を搭載する アンプモジュール「AM3E」を付属
Q5sは、前世代モデルからの継承した交換可能アンプモジュールデザインを採用し、これまでにリリースされたすべてのFIIO製アンプモジュールと完全な互換性があります。新しいバランス出力対応アンプモジュール「AM3E」は3.5mmシングルエンド出力と2.5mm・4.4mmの2つのバランス出力を備えており、煩わしい変換アダプターを使用する必要はありません。ご使用のヘッドホンを適切な出力端子に挿すだけで、イヤホン・ヘッドホンのバランス駆動が可能です。
日本市場向けパッケージとして、 バランス出力対応アンプモジュール 「AM3D」を付属させたモデルもご用意
さらに、日本市場向けパッケージとして、近年発表されたFIIO製アンプモジュールのうち最も好評を博した製品の一つである「AM3D」を標準で付属させたモデルを販売いたします(本パッケージには「AM3E」は付属いたしません)。
「AM3D」は、パートナー企業である米THX社提供の特許技術を使用したTHX AAA-78アンプ回路を採用した、3.5mmシングルエンド出力と4.4mmバランス出力端子を搭載したアンプモジュールです。バランス回路部にはTHX AAA-78回路をデュアルで構成する豪華な仕様により、理想的なアンプの条件である広帯域、低ノイズ、低歪、高チャンネルセパレーション、低出力インピーダンスを徹底的に追求しています。 「AM3D」の詳細はこちらをご覧ください。
AAC/SBC/apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)といった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデック全てに対応
Q5sはQualcomm社製フラッグシップBluetoothチップ「CSR8675」を搭載することで、Bluetooth 5.0に対応。接続安定性と高音質を両立した理想的なBluetoothオーディオ体験を実現しています。 AAC、SBC、aptX、aptXLL(低遅延)、aptX HD、LDAC、HWAと各種Bluetoothオーディオコーデックに完全対応しています。
高音質パーツを採用した完全バランス回路設計
Q5sで採用されている「AK4493EQ」のデュアルDAC構成を最大限生かすため、Q5sのアンプ回路部は入念に設計されたオペアンプ6基を実装しており、完全バランス回路設計を採用しています。 4チャンネル同期型のアナログボリュームコントロール回路を採用しているほか、パナソニック製フィルムコンデンサを使用するなど、高音質パーツを惜しみなく投入。クラス最高レベルの音質を実現しています。
各セクション独立給電・アイソレーションを実現する低ノイズ電源回路
洗練された設計の電源回路が高音質に大いに貢献していることに、もはや疑念の余地はありません。Q5sでは多数の低ノイズLDO(低損失型)レギュレーターを採用し,アナログ段、デジタル段、ローパスフィルター、増幅段の各セクションへの電力はそれぞれ独立して給電される設計となっています。また、各セクションは電気的にアイソレーションされており、極限までクリーンかつピュアな音楽再生を可能としています。
音量の左右不均等を解決するADCボリュームコントロール
Q5sでは革新的なADCボリュームコントロール機能により、左右のチャンネル間の音量不均等に悩まされることがありません。音量カーブをAD変換によって再構成することで、従来のアナログポテンショメータによる音量調節で発生する左右の音量の不均等(ギャングエラー)を効果的に排除します。さらに、小ステップでの音量調節をより正確に行うことも可能になりました。
同軸デジタル/光デジタル/ライン対応の豊富な入力端子
Q5sは、USB入力とBluetooth入力に加えて、SPDIFデジタル入力とアナログライン入力も装備しています。同軸デジタル入力、光デジタル入力、およびアナログ入力は最高192kHz / 24bitのPCM信号に対応し(デジタル入力時)、マルチファンクションの入力端子を経由して処理されます。
3800mAh大容量ポリマーリチウムイオン電池内蔵で9.5時間の連続再生
Q5sは大容量3800mAhのポリマーリチウムイオン電池を内蔵しており、ほとんどの状況で一日を通して使用が可能です。
- USB入力:9.5時間以上
- 同軸デジタル入力:9.5時間以上
- ライン入力:25時間以上
- Bluetooth:9.5時間以上
FIIO Musicアプリでスマートフォンから主要な操作が可能
FIIO Musicアプリを使用すれば、Bluetooth経由でQ5sを接続した後、音量バランスの調整、ローパスフィルターの選択、RGBインジケーターのコントロール、および省電力シャットダウンタイマーといった各種設定の変更・調整をスマートフォンから行うことができます。FIIO Musicアプリは以下よりダウンロードして各種スマートフォンでお使いいただけます。
さらに磨きをかけた高い機能性
サイドのLED表示により一目でわかる入力モード
Q5sの各入力モードはそれぞれ独立したインジケーターで表示されるので、一目でどの入力から再生しているか判ります。側面の入力選択ボタンを長押しすると、4つのLEDの光り方でバッテリー残量を表示します。
RGBインジケーターにより各種オーディオフォーマットを表示
Q5sはRGBインジケーターにより各種オーディオフォーマットを表示することができます。6つの異なる色によってQ5sで現在再生中のBluetoothコーデックを即座に判別することが可能です(USBデコードモードのとき、RGBライトはサンプリングレートを示します)。
- SBC:青で点滅
- AAC:水色で点滅
- LDAC:白で点滅
- LHDC:緑で点滅
- aptX / aptX LL:紫で点滅
- aptX HD:黄色で点滅
ハードウェア設計のGAINコントロール機能とBASSブースト機能を搭載
Q5sはハードウェアベースのGAINコントールとBASSブーストにより、音楽の質を落とすことなく、お好みの聴き方で楽しむことができます。
インテリジェント・オートシャットダウン機能で電池切れの不安を解消
Q5sに搭載されているオートシャットダウン機能を使用することで、全く入力信号がないか、設定時間(デフォルト設定は10分)経過後に接続された入力ソースから音楽が再生されない場合は、Q5sは自動的に電源をオフします。優れたバッテリーマネージメント機構により、本当に必要なときまで消費電力をセーブし、バッテリー寿命を延ばすことができます。
安心して使えるインテリジェントな充電調整機能
Q5sとコンピューターとをUSB接続した場合、Q5sはUSBポート機能のスマート検出に従って充電電流と充電レートを自動調整します。Q5sとスマートフォンとをUSB接続した場合も、同じく自動認識し,スマートフォンからの充電をしないよう、つまりスマートフォンの電力を消費しないように動作します。ユーザーはQ5sと各種デバイスを接続するだけで、何も気にせず使用できます(本機能のご利用にはFIIO純正のCL06またはML06ケーブルの使用を推奨いたします)。
簡単操作のための一体化
前世代モデルには独立した電源ボタンとボリュームノブがありましたが、Q5sでは、電源オン/オフはボリュームノブを回してクリックを通過することで行うことが可能になりました。さらに便利で簡単に操作することができます。
USB Audio Class 1.0と2.0の両方に対応
Q5sにはUSB Audio Class切り替え機能を追加しました。USB Audio Class 1.0モードを有効にするだけで、ドライバをインストールせずに96kHz / 24bitまでのPCMデータの再生が可能です(曲戻しボタンを長押ししながら、USB経由で接続するとUSB Audio Class 1.0モードが有効になります)。
豊富なアクセサリー
ポータブルヘッドホンアンプで考えられる様々な利用シーンに対応すべく、Q5sには豊富なアクセサリー群が付属します。ご購入いただいたその日から、Q5sはあらゆる場面で活躍します。
- USB Type A- micro Bケーブル
- Lightning-to- USB micro B ケーブル
- 3.5mm – 3.5mmケーブル
- ゴムバンド(大)x2 ゴムバンド(小)x2
- 同軸デジタルアダプター
- 光デジタルアダプター
- アンプモジュール交換用ドライバー
- モジュール取付ネジ
- 滑り止めマット
- キャリングポーチ
製品の仕様
モデル名 | Q5s | 色 | チタニウム |
重量 | 約195g | 外形寸法 | 124mm x 64mm x 16mm |
オーディオ入力 | 3.5mm ステレオミニ ( ライン / 同軸/ 光兼用) | 同軸デジタル入力 | 3.5mm ステレオミニ ( ライン / 同軸/ 光兼用) |
光デジタル入力 | 3.5mm ステレオミニ ( ライン / 同軸/ 光兼用) | USB入力 | マイクロUSB(11ピン) データ転送,充電,ファームウェア更新に使用 |
アナログライン出力 | 3.5mm ステレオミニ | ヘッドホン出力 | 3.5mm ステレオミニ |
バランスヘッドホン出力 | 2.5mm/4.4mm | 推奨ヘッドホン インピーダンス | 16~150Ω(シングルエンド) 16~300Ω(バランス) |
チャンネルバランス | 0.1 dB | ゲイン切換 | High/Low |
バスブースト | 有 | 音量調節 | ポテンショメーターメーター (ADC サンプリング) |
アプリとの接続対応 | アプリを介して設定変更可能 | Bluetooth コーデック表示 | 有 |
ソニーWalkman との接続対応 | 有 | サンプリング 周波数表示 | 有 |
ディープスリープ | 自動スタンバイ アプリからコントロール可能 | ファームウェア更新 | システムファームウェアとBluetoothバージョンはUSB経由でアップグレード可能 |
充電用電源 | DC5V 2A (推奨) | バッテリー容量 | 3800 mAh |
充電時間 | 3.5時間以内 (DV5V 2Aの場合) | 連続再生時間 | 25時間以上 (ライン入力) 9.5時間以上(USB入力) 9.5時間以上 (光デジタル入力) 9.5時間以上 (同軸デジタル入力) 9.5時間以上 (Bluetooth 入力) |
充電インジケーター | 充電中は横のLEDが青で点滅, 充電完了後,青で点灯 | バッテリー 残量警告 | 3秒間に2回赤で点滅 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 AAC/SBC/aptX/aptX Low Latency/aptX HD/LDAC/HWA | MFi認証 | 有 |
対応サンプリング周波数の上限 | 384kHz/32bit(USB) 192KHz/24bit(同軸デジタル) 96KHz/24bit(光デジタル) | DSD対応 (USB入力) | DSD64/128/256 |
搭載チップ | DAC: AK4493EQ * 2 , USB: XMOS XU208 , Bluetooth: CSR8675 , LPF:OPA1642×2,ボリューム IC:NJW1195 オペアンプ+アンプ:AD8620+OPA926 | ||
ライン出力仕様 | |||
THD+N | <0.001% (1 kHz/10kΩ) | SN比 | 115 dB以上 (A-weighted) |
周波数 | 5 Hz~90 kHz(-3dB) | チャンネル セパレーション | 97 dB 以上(1 kHz) |
ライン出力レベル | 1.8 Vrms | ||
AM3E ヘッドホン出力仕様(3.5mmシングルエンド出力) | |||
出力 1 | 280 mW以上(16Ω負荷/ THD+N 1%未満) | 出力インピーダンス | 1.2Ω未満 (32Ω負荷) |
出力 2 | 210 mW以上(32Ω負荷 /THD+N 1%未満) | チャンネル セパレーション | 75 dB以上 (1 kHz,ライン入力) |
出力 3 | 30 mW以上(300Ω負荷 / THD+N 1%未満) | THD+N | 0.002%未満 (1 kHz) |
周波数特性 | 5 Hz~50 kHz(-3dB) | ピーク出力電圧 | 6 Vp-p以上 |
SN比 | 117 dB以上 (A-weighted) | 最大出力電流 | 150mA (参考値) |
最大入力レベル | 3.8 Vrms | ||
バランスヘッドホン出力仕様 (2.5mm/4.4mm バランス出力) | |||
出力 1 | 535 mW以上(16Ω負荷 / THD+N 1%未満) | 出力インピーダンス | 2Ω未満 (32Ω負荷) |
出力 2 | 560 mW以上(32Ω負荷 /THD+N1%未満) | チャンネル セパレーション | 105 dB以上 (1 kHz,ライン出力) |
出力 3 | 112 mW以上(300Ω負荷時 / THD+N1%) | THD+N | 0.002%未満 (1 kHz) |
周波数特性 | 5 Hz~50kHz(-3dB) | ピーク出力電圧 | 10.5 Vp-p以上 |
SN比 | 115 dB以上 (A-weighted) | 最大出力電流 | 150 mA (参考値) |
最大入力レベル | 3.8 Vrms |
設計や仕様は予告なく変更されることがあります。