よくあるご質問と回答

SR11 - FAQ

■フリーズした場合 
電源ボタンを長押しして本機の電源を切るか、電源プラグを抜き差しして再起動してください。 

■ペアリング情報のクリア 
本機の電源が入っている状態で、背面にあるリセットホールを押すと、ペアリング情報がクリアされ、工場出荷時の設定に戻ります。 

■スマートフォンやプレーヤーでSR11が見つからない場合、または音声が出力されない場合 
以下の点をご確認ください: 

  1. SR11と送信機器(スマートフォン、タブレット、プレーヤーなど)が同一のローカルネットワークに正しく接続されているか 
  2. SR11の現在の動作モードが、送信機器の転送方式と一致しているか 
  3. SR11の出力モードとデコーダーのモードが一致しているか  
    • 同軸デジタル(Coaxial)、光デジタル(Optical)、USB出力のいずれかで正しく接続されているか 

      上記をご確認いただいても解決しない場合は、FiiO公式ウェブサイト(www.fiio.com)のFAQをご確認いただくか、カスタマーサポートまでお問い合わせください。 

      SR11は、X2000プラットフォームを搭載したストリーミング音楽レシーバーです。Wi-Fiまたは有線LANを介してネットワーク上の音楽ストリーミングを受信することができます。 
      本機にはアナログ出力は搭載されておらず、デジタル出力のみとなっております。そのため、外部の光デジタル/同軸デジタルデコーダー、またはUSBデコーダーに接続して使用する必要があります。 
      専用のコントロールアプリは用意されておりませんが、スマートフォン、プレーヤー、PCから再生/一時停止、曲の切り替えなどの操作が可能です。 

      ■対応アプリケーション 
      主要な音楽ストリーミングアプリに対応: 
      ROON 
      FiiO Music 
      Apple Music 
      QQ Music 
      Netease Cloud Music 
      Foobar 
      Kugou Music 
      Coolmusic 
      Migu Music 
      Windows Media Player 
      など 

      ■電源の入れ方/切り方
      USBポートを通じて5V電源を接続し、電源ボタンを短く押すと電源が入ります。電源が入った状態で電源ボタンを長押しすると、電源が切れます。

      ■ノブの操作方法
      ・動作モードの切り替え
      ホーム画面で、ノブを短く押すと動作モードメニューに入ります
      ノブを回転させることで、DLNA、Roon、AirPlayの各モードを順次切り替えることができます
      希望のモードを選択後、ノブを短く押すと選択が確定し、ホーム画面に戻ります
      モードを選択せずにホーム画面に戻る場合は、ノブを約2秒間長押ししてください

      ・設定メニューの操作
      ホーム画面で、ノブを約2秒間長押しすると設定メニューに入ります
      ノブを回転させることで、各種設定項目を切り替えることができます

      設定を変更する場合:

      1. ノブを短く押すと、該当項目が点滅表示されます
      2. ノブを回転させて設定値を変更します
      3. ノブを短く押して設定を確定します
      4. 点滅が消え、新しい設定が有効になります

      他の設定項目も同様に変更可能です
      設定メニューからホーム画面に戻るには、ノブを約2秒間長押ししてください

      ・音量調整
      ホーム画面でノブを回転させることで、音量を上下に調整できます。

      ■リモコンについて
      SR11のリモコンは赤外線方式を採用しています。以下の点にご注意ください:
      単4電池2本を使用します
      電源ボタン右側のカバー部分に赤外線受光部がありますので、遮蔽しないようご注意ください

      ■入力対応 
      ネットワーク入力 
      ・Wi-Fi接続 
      ・有線LAN接続 
      USBメモリー(後日ソフトウェアアップデートにて対応予定) 
      ※MIXモードでは、RoonまたはAirPlayを使用して直接SR11にオーディオをストリーミングすることが可能です。ただし、2つのモードを同時に使用することはできず、1台の機器からのみストリーミングが可能です。 

      ■出力対応 
      USB出力 
      S/PDIF出力(同軸デジタル出力および光デジタル出力) 
      ※出力の切り替えは設定メニューから行えます。USBとS/PDIF出力を同時に使用することはできません。同軸デジタル出力と光デジタル出力は同時出力が可能です。 

      ■USB-A出力端子とUSB-C出力端子の違いについて 
      本機には電源供給専用のUSB-C端子の他に、2つのUSB出力端子(USB-AポートとUSB-Cポート)を搭載しています。これらの端子はどちらも外部デコーダーに接続して出力が可能ですが、同時に音声を出力することはできません。最初に接続された機器が優先して使用されます。 

      各端子の特徴: 
      ・USB-A端子 
      ホストポートとして機能し、出力専用 
      電流制限ICを搭載し、最大出力電流は1.9A 
      ・USB-C出力端子 
      CC認識チップを搭載 
      CC(Configuration Channel)ハンドシェイク完了後、ホスト/デバイス双方向の通信が可能 

      ※本機には5V/2A電源アダプターが付属しています。 

      SR11は有線LANおよびWi-Fi接続に対応していますが、有線LAN接続が優先されます。 

      ■有線LAN接続について 
      設定は不要です。LANケーブルを本機のイーサネットポートに接続するだけで、有線ネットワーク接続が確立されます。 

      ■Wi-Fi接続の設定方法 
      ①本体での初期設定 
      ・ホーム画面でノブを長押しして設定メニューに入り、「NETWORK」を表示させます 
      ・ノブを押して「Y」を選択し、確定すると「CONNECT」と表示されます 
      ※設定が不要な場合は「N」を選択して終了できます 

      ②スマートフォンとの接続 
      ・スマートフォンのWi-Fi設定から「FiiO SR11」を選択して接続します 
      ・ブラウザで「192.168.237.1」を入力するか、表示されるQRコードをスキャンしてください 
      ※この時点では本機がWi-Fiアクセスポイントとして動作するため、インターネットには接続できません 
      ※「モバイルネットワークへの切り替え」確認が表示された場合は、「Wi-Fi接続を維持する」を選択してください 

      ③Wi-Fiネットワークへの接続 
      ・設定ページで接続したいWi-Fiアクセスポイントを選択し、パスワードを入力 
      ・「OK」をタップして接続を確定すると、本体のステータスバーにWi-Fiアイコンが表示され、自動的にホーム画面に戻ります 
      ※一度設定したWi-Fiネットワークは、次回起動時から自動的に接続されます 

      ■有線LANとWi-Fi接続の併用について 
      有線LANとWi-Fi接続は同時に設定することは可能ですが、同時に使用されることはありません。 
      有線LAN接続が優先されます 
      LANケーブルが接続されている場合は、自動的に有線接続が使用されます 
      LANケーブルを抜くと、自動的にWi-Fi接続に切り替わります 

      AirPlayは、iOS機器専用の転送モードで、iPhone/iPad/Macでご利用いただけます。 
      以下、iPhoneでの使用方法をご説明します。 

      ■基本設定 
      ①動作モードの設定 
      本機の電源を入れ、ホーム画面でノブを短く押して動作モードメニューに入ります 
      ノブを回して「AirPlay」を選択します 
      ノブを長押しして動作モードメニューを終了します 

      ②出力設定 
      ホーム画面でノブを長押しして設定メニューに入り、「OUT」まで回して短く押します 

      【USB出力を使用する場合】 
      ノブを回して「OUT USb」を選択 
      USB-AまたはUSB-C出力端子にUSBデコーダーを接続 
      USBデコーダーにヘッドホンを接続 

      【同軸/光デジタル出力を使用する場合】 
      ノブを回して「OUT SPD」を選択 
      同軸/光デジタル出力端子にデコーダーを接続 
      デコーダーにヘッドホンを接続 

      ■接続と再生 
      ①ネットワーク接続の確認 
      SR11のネットワーク設定が完了していることを確認 
      iPhoneとSR11が同じネットワークに接続されていることを確認 

      ②デバイスの選択と再生 
      iPhoneのプルダウンメニューからオーディオ再生デバイスをクリック 
      SR11をオーディオ受信デバイスとして選択 
      iPhoneの任意のアプリで音楽を再生 

      パソコンをRoonのコアおよびコントロールアプリとして使用し、SR11を出力デバイスとして使用する方法をご説明いたします。 
      ※パソコンのRoon Coreに表示されるデバイス名は初期設定と異なる場合があり、またお好みの名称に変更することも可能です。 

      1. はじめに、Roonのコアソフトウェアを実行するパソコンをご用意ください。 
         Roon公式サイト:https://roonlabs.com/ 

      2. パソコンにRoonをダウンロードし、Roonアカウントにログインします。 
         続いて、以下の手順でメディアライブラリを設定します: 
         「設定」→「ストレージ」からローカル音楽を追加するか、 
         TIDALアカウントでログインしてください。 

      3. SR11の電源を入れ、ホーム画面でノブを短く押して動作モードメニューを表示します。 
         ノブを回して「ROON」に切り替え、長押しで確定します。 

      4. SR11のネットワーク設定が完了していることを確認し、 
         パソコンとSR11を同一のネットワークに接続します。 

      5. パソコンのRoonで、「設定」→「オーディオ」からSR11を有効にします。 

      以上の設定により、パソコンのRoonからSR11の再生を制御し、ネットワーク経由で音楽ファイルを再生することが可能になります。 

      SR11は接続されているデコーディングデバイスへ出力を行います。 

      ■ 準備 

      1. ファームウェアパッケージ「SR11_update_xxxx」をUSBフラッシュドライブにコピーしてください。 ※ファームウェアパッケージは解凍せずにそのままの状態でご使用ください。 

      ■ アップデート手順 

      1. USBフラッシュドライブをSR11背面のUSB-AポートまたはType-Cポートに接続してください。 数秒後、ディスプレイに「DISK IN」と表示されます。 
      2. 操作手順:  
        • ノブを長押しして、SR11のメニューに入ります。 
        • ノブを回転させ、メニュー内の「UPDATE」を選択します。 
        • ディスプレイに「Y/N」と表示されたら「Y」を選択してください。 
        • SR11が自動的にUSBフラッシュドライブ内の最新ファームウェアを認識します。 
        • ディスプレイに「UPDATIN」と表示され、アップデートが開始されます。 ※アップデート中は絶対に操作を行わないでください。 
        1. 完了確認:  
        • アップデート完了後、SR11は自動的に再起動します。 
        • メニューで「FW V174」と表示されていることを確認してください。 
        • 既存の設定情報やネットワーク構成情報は保持されます。 
        • USBフラッシュドライブ内のファームウェアパッケージは削除されません。 

        ■ トラブルシューティング アップデート中に以下のメッセージが表示された場合: 

        【FAIL】 

        • USBフラッシュドライブが認識されていない状態です。 
        • 接続し直して5秒待ってから、再度お試しください。 
        • 対応フォーマット:FAT32、exFAT、NTFS 

        【NONE】 

        • ファームウェアファイルが検出できていません。 
        • ファームウェアパッケージ(.zip形式)がUSBフラッシュドライブの ルートディレクトリに正しくコピーされているかご確認ください。 ※ファイル名の変更や解凍は行わないでください。 

        【NO DISK】 

        • USBフラッシュドライブが未接続または未認識の状態です。 
        • 接続し直すか、別のUSBフラッシュドライブをお試しください。 

        SR11はネットワークストリーミングメディアレシーバーであり、実際の再生はネットワークレートの影響を受けます。 
        ネットワーク伝送レートの影響を考慮しない場合(例:有線ネットワーク接続)の仕様は以下の通りです。 

        ■USB出力(Roonモード) 
        ・最大768kHz、DSD256(DoP)まで対応 

        ■S/PDIF出力 
        ・最大192kHz、DSD64まで対応 
        ※S/PDIF出力は接続されたデコーダーの対応サンプリングレートを検出できません 

        ■電源アダプターについて 
        SR11は付属の電源アダプター以外にも、DC5V/2A以上の電源アダプターでご使用いただけます。ただし、メーカーによって電源アダプターのリップル(電圧の脈動)やノイズ特性が異なるため、一部の電源アダプターでわずかなノイズが発生する可能性を完全に排除することはできません。安定した動作のため、付属の電源アダプターのご使用を推奨いたします。 

        ■USB機器接続時のご注意 
        SR11のUSBポートに機器を接続した場合、接続機器への給電や充電により電力を消費します。電力が不足する場合は、バックグラウンドでの接続機器への充電機能をオフにしてお使いください。 

        ■PD(Power Delivery)対応充電器使用時のご注意 
        一部のPD対応充電器では、PDハンドシェイク(機器間の電力供給に関する通信)の過程で出力電圧が低下することがあります。その場合、SR11の起動に通常より時間がかかる場合があります(PD充電器がハンドシェイクを完了し、5V出力が安定するまでに時間を要します)。 
        例:ANKER A2014充電器をご使用の場合、5V出力が安定するまでに約20秒かかる場合があります。 

        ■サンプリングレート表示について 
        SR11の画面に表示されるサンプリングレートは、受信したデータ信号から収集されたサンプリングレートを表します。一部のプレーヤーでは、オーディオ再生中にサンプリングレート変換(SRC)を行う場合があります。 
        例えば、AirPlayモードでは、iOSデバイスがすべてのオーディオを44.1kHzに変換し、それをSR11に送信します。この場合、画面には44.1kHzと表示され、元のトラックのサンプリングレートは表示されません。 

        ■DSD再生時の動作について 
        Roon ReadyモードでDSDトラックを再生する場合、SR11はDoP出力のみをサポートします。そのため、USB出力を使用する場合、SR11はダウンストリームデバイスが処理可能なDoPストリームを表示します。これは通常、対応するネイティブDSDストリームの半分となります。 
        S/PDIF出力を使用する場合、DSD64が常に出力されます。 

        DLNAはUPnPプロトコルを基に、異なるデバイス間でのメディアコンテンツの共有を可能にします。Androidデバイスは通常、画面のキャストや再生にDLNA技術を使用します。 
        しかし、Androidシステムのポリシーにより、特定の音楽アプリでは長時間の再生中に互換性の問題が発生する場合があります。そのため、SR11の公式ファームウェアにはDLNA機能は含まれていません。 

        DLNA/UPnP機能のご利用をご希望の場合は、カスタマーサービスまでお問い合わせください。DLNA機能を有効にしたテスト版ファームウェアをご用意しております。 

        ファームウェア M239 ※2024年12月更新

        更新方法はこちら

        【更新内容】
        1. Roon Ready 認証を取得しました

        2. メニューにIP表示を追加しました

        3. ノブ操作で電源ONする機能を追加しました

        4. WiFi通信機能の最適化を行いました

        5. その他の軽微なバグを修正しパフォーマンスを向上させました
        注: IP表示は、SR11の現在のIPアドレスについて、下位の2セグメントを表示します。